フィラデルフィアにあるバーンズ美術館は、本当に素敵な美術館です。
アメリカに住んでから、有名な美術館を回るうちに、美術に興味を持つようになり、
特に印象派が活躍した時代の画家たち、
モネ、ルノアール、カミーユ・ピッサロ、ピエール・ボナール、マチス、ゴッホが大好きです。
最近はセザンヌ、スーティン、レンブラントもお気に入りです。
美術にあまり興味ない人でも、バーンズ美術館はとても魅力的な場所です。
もともとは、バーンズ博士の邸宅だったものを、フィラデルフィアに移したので、
小さめの部屋もあるので、入場者数を制限するため時間制の入場チケットになっています。
そういうと、こじんまりとした感じかと思うかもしれませんが、それは大間違い。
所狭しと、しかし素晴らしい展示方法で、絵画やアフリカの美術品などが並んでいます。
以前にもお伝えしましたが、
毎月最初の日曜日は無料で開放しており、ロビーでも何らかのイベントが行われています。
無料開放日を狙って訪問できるのは、近くに住んでいる人の特権。
今年7月に両親と行ったときは、10時半について、14時入場のチケットを、
8月に行ったときは、10時半についたのですが、チケットをもらうのに40分待ちで、
14時からのチケットになるとのことでしたが、諦めて同じく最初の日曜日は寄付制のフィラデルフィア美術館に行きました。
今回12月は、美術館外のチケット売り場に10時に着いて、11時入場のチケットでした。
毎回に入場時間が読めないので、2人以上で行くときは、一人が美術館にチケットを予約しに行き、
もう一人は真後ろのWhole Foodsの駐車場でチケットの入手状況を電話で確認後、
入場時間によって、そのまま店内でコーヒーを買って飲んだり、別の駐車場に移動したりというようにしています。
バーンズ周辺の路上(KIOSKチケット式)は、2時間制が多いので、じっくり見たい人はきちんとした駐車場に停めた方がいいです。
すぐ近くに週末8ドルの平置き駐車場があります。
初めて利用しましたが、係の人がおらず、心配なので車にメモと電話番号を残していきましたが、
帰ってきても誰もおらず、結局無料で停めました。
少し歩きますが、センターシティの方にもたくさん駐車場がありますので、事前に調べていった方がいいです。
私たちは二人とも別々に1度来ており、今日が2度目でしたが、3時間掛かりました。
それでも私は、前回は1階をゆっくりみて、2回が駆け足になってしまったので、
今回は2階最後からスタートし、2階の途中で、順路どおり見ていた夫に会ってしまい、
待たせたら悪いかなと、1階はささっと見て回る感じでした。
今は、WILLIAM GLACKENSの特別展示をやっています。(2月2日まで)
7月に見に行ったときは、セザンヌのリンゴと骸骨をテーマにした特別展をやっていました。
この特別展も、毎回かなりの数が集められていて、とても見ごたえがあります。
オーディオガイドは英語のみですがありますので、必要な人は常設展を見終わった後すぐに返さないように注意してください。
(オーディオガイドは無料なので、また借りればいいだけですが)
このグラッケンズは、フィラデルフィアの出身で、バーンズ博士とは高校時代に初めて会い、
その後大人になってから再会して交流を深めていたそうです。
バーンズコレクションに飾られている、ゴッホの郵便配達ルーランの絵など、
多くの傑作は、グラッケンズがバーンズ博士のためにパリに買い付けに行ってきたものだと、
オーディオガイドで知りました。
グラッケンズの絵、イラストと油彩画で雰囲気が全然違うし、陳腐な言い方ですが、絵がうまい!
鮮やかな力強い色使いもすごく素敵で、すっかりファンになってしまいました。
特別展では、ニューヨークのセントラルパークやワシントンスクウェアが描かれているものもあり、
それらになじみのある人は、ますます楽しめると思います。
私も、10月にセザンヌの故郷、エクサンプロバンスに行ったこともあり、
常設展の方で、サント・ビクトワール(山)やビベミュスの石切り場の絵を見たときは、
自分もこの景色をこの目で見てきたんだと、とても嬉しくなりました。
バーンズ美術館、無料開放日を狙って必ず行きます。
1度目、2度目では気付かなかった発見があるので、せっかく無料で行けるので、
アメリカにいる間は美術館には何度も足を運ぶ用にしたいと思っています。
まだ行ったことがないのですがボルチモア美術館も無料で、マチスの絵がたくさんあるそうなので、
こちらも近いうちに行かなくてはと思っています。
エクスにあるセザンヌの銅像 |
サント・ビクトワール |
ビベミュスの石切り場(中は入ってません) |
石切り場 敷地内 |
0 件のコメント:
コメントを投稿