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フィラデルフィアマラソン

2014/11/29

フィラデルフィア マラソン 地域イベント

t f B! P L
10月ごろから、フィラデルフィアではたくさんのマラソン大会があります。
その中でも GORE-TEX  Philadelphia Marathon は、参加者も距離も一番スケールの大きい大会です。

5月末に参加申し込みをし、大会についての情報を探してみたのですが、
細かい情報が書いてあるものが見つからなかったので、ここにまとめておきたいと思います。


【会場】

レースは朝7時スタートです。
事前連絡で5時半には会場入りするようにとあるので、6時過ぎには既にたくさんの人がいました。
結局、早く来てもギアチェック、トイレ、アップをするしかないので、
準備ができた人から割り当てられたスタートライン(赤い線)へ並びます

スタート地点の地図 ピンクがゴール後のセキュリティエリア


まだ日も出ないうちから集合
周りは通行止めで歩行者天国に
今回私は、スタート地点の目の前にあるマンション(☆)の人と知り合い、ご厚意で前泊させていただきました。
そのため、当日は渋滞の心配も、上着の預け入れ(ギアチェック)などをすることもなく、6時過ぎに家を出ました。
おかげで本当に快適に、安心してレース当日を迎えることができました。

セキュリティチェックがあると聞いていましたが、特に何のチェックもありませんでした。
前泊していた場所が、スタート地点より後ろだったからかもしれませんので、何とも言えませんが。

UPSのトラックがそのまま荷物のチェックインとなっているので、ピンクのゾーンで荷物を預けます。
6時半ごろ、各トラックの前に10-20人くらいが並んでいました。
でも、そんなに時間のかかるものではなさそうです。


【スタート前】

レース前の数日間は、-5℃くらいの寒い日が続いていましたが、
幸いレース当日は暖かい日となりましたが、朝の気温は3℃でした。
有名な話ですが、大規模のレースではタイムの遅い人は、スタートまでにかなり待たされます。

私は4時間30分で申告し、上の地図でいうと一番後ろの方からスタートしました。
先頭がスタートしてからのろのろと前に移動し、ちょうど30分後にスタートを通過しました。

スタート待ちの時は、ものすごい人混みなので、少し暖かったですが、捨ててもいい防寒着を用意しておくべきです。
(もしも仲間がフェンス越しにスタートを見送ってくれる場合は、必ずしも捨てる必要はないですが。)
大会の規定でも、スタートまでで、そのあと捨てる洋服はフェンスに掛けておくように案内があります。
捨てられた洋服は、ボランティアが集め、寄付されるそうです。

冬のレースに出る人は、いらない服を取っておくことをお勧めします。
一緒に参加した人のほとんどがアメリカ一年目で、必要最低限の服しか持ってこなかったようですが、
古着屋で買ってでも、捨てられる服を用意しておいた方がいいと思います。

ダサくて恥ずかしいですが、私のレース前の服装をお見せします。

<レース着>
Under Armer のコールドギア(冬用)上下
Walmartで買ったケータイ操作ができる手袋($1.5)

<捨てたもの>  

上から…
1.ナイアガラの滝でもらったビニールポンチョ
2.夫のいらなくなった薄手フリース
3.ナイロンベスト

特に、長い丈のポンチョは下半身の保温に最適でした。
ゴミ袋をスカートのようにするのもお勧めです。

スタートになった時にすぐ捨てるのでなく、
スタート地点ぎりぎりまで何かしら着ておいた方がいいと思います。
私は脱ぎやすいビニールポンチョとベストをぎりぎりまで着ていました。



【駐車場】

車は、マンション前の道路に駐車しました。ここは、月~土曜の10-18時までは2時間制です。
土曜日の16時頃運よく空いているのを見つけて駐車することができました。
普段は道路の反対側も車を止めていいのですが、大会前日はメインストリート側の方には、
臨時の駐車禁止のサインが出ていましたので要注意です。

ハーフ・フルマラソンは日曜日ですが、前日には8Kの大会があり、新しく知り合った友達が参加するのと、
翌日に備えてスタートの様子を見ておきたいと思い、朝から応援に行きました。
8Kは、ハーフ・フルマラソンほど人は多くなく、スタート・ゴールは一緒ですが、選手のスタート地点の割り振りもありません。
朝の渋滞もなく、駐車場はいつも利用している週末1日/7ドルのChestnut streetに余裕で停めることができました。

土日はフィラデルフィア市内の駐車場は平日に比べてとても安いです。
私はPhiladelphiaParking.com というサイトで見つけた、上述の平置きの駐車場を愛用していますが、
バレットパーキングにすると車のカギを預けておける(走るときに邪魔にならない)というメリットがあります。

レース当日の朝は、駐車場渋滞が結構あったようです。
これは、他の市外から車で来た参加者に様子を聞いてから、後で追加しておきます。

東側だとフェンス越しに応援も一緒にいられる
日も明けて、いよいよスタートの時…!



【トイレ】

仮設トイレがたくさん設置されていますが、結構混んでいます。
スタート後も自分のスタートまでは時間があるので、ここで行っておいた方がいいと思います。
ゼッケンにタグがついており、スタート地点を通過してから個人のタイムは計測される仕組みですので、スタート前なら遅くなってもタイムに影響しません。

3マイル目以降、何か所かトイレはありましたが、ハーフが終わるくらいまでトイレは結構並んでいました。
特に最初から6マイルくらいまでは列が長くて、男性は道端で済ませている人も・・・・
私も我慢できず、9マイル地点で列が少し短くなっていたので立ち寄りましたが、
スタート時点で行っていれば…と少し後悔しています。

【補給】

お水とゲータレードが大体1~3マイルごとに用意されています。
紙コップに入ったものを、ボランティアの人が渡してくれます。

蜂蜜のようなパワージェルも10マイルくらいからたまに配ってくれていました。
支給があるのは知っていましたが、もし受け取れなかったらと、前日にエキスポで念のために2つ購入しました。
当日は特に受け取りに問題なく、フルマラソンの間、合計7個も頂いてしまいました。

練習の結果、私はどんどん補給しながら走った方が調子が良いと分かったので、
仲間には食べ過ぎと言われましたが、おかげで最後まで元気に走れました。
少しのどが渇くので、給水所が見えた後に取り出して食べるのがポイントです。

結局買ったものは手を付けず、もらった7個をすべて食べ切りました。
パワージェル エキスポで1個で1.5ドルで購入

18マイル以降、ビールやオレンジ、ブラウニーを渡してくれる市民ボランティアの人もいました。
応援も大きな顔写真を掲げていたり、大音量のDJ、バンド演奏などユニークなものがたくさんで、元気をもらいました。

【ゴール】

ゴールの瞬間は、カメラマンがいっぱいです。
後で写真やビデオを購入できるので、思い出を残したい人は、できる限りゆっくりとポーズをとりながらゴールしてください。
私は、ギリギリ4時間を切れるかも・・・と必死の猛ダッシュをしていたため、ちょっと後悔しています。
写真は、後日メールで案内が送られてきます。

1枚10ドルくらいと高いですが、よい記念になります。
ゴールの瞬間15秒のビデオは、4.9ドルと安いのでお勧めです。

(サンプルビデオ)


ゴール後は、個人写真を撮るコーナーもあるので忘れずに。
背景を合成して、いろんなパターンの写真に編集してくれます。

そのまま道なりに歩いていくと、メダルやアルミ・ビニール製マント、バナナなどの補給食品がもらえます。
暖かいチキンスープが用意されていますので、体が冷える前に飲むのをお勧めします。

そのまま歩いていくと、左手にマッサージ、前方にFinisher's Festival(地図上の水色)といのがありました。
ゴールの目の前のお宅でお世話になっていたので、どこにも寄らずそのままマンションへ向かいました。

ギアチェックしたものは、ゴールで受け取ることになります。着替えるところは見当たりませんでしたが、
ゴール後に多少歩かなくてはいけない人は必ず上着を預けた方がいいと思います。

【メールアラートサービス】

特定のランナーが10㎞、ハーフ、30㎞、ゴールを通過したらメールが来るサービスを登録ができます。
ゼッケン(Bib number)またはその人のフルネームで検索して登録します。
Philadelphia Marathon HPの For Fans のところから、自分のメールアドレスとユーザーネームを適当に設定して登録します。


すぐに登録したメールか携帯のSMSに次のようなメールが来るので返信します。

〈SMSの場合〉 

  Xact Alerts: 10 Raceday msgs for realtime tracking of 【名前】. 
     Reply PHIMAR 【ゼッケン#】 to begin.   
     Reply HELP for help, STOP to cancel, Msg/Data Rates May Apply

その後、PHIMAR 【ゼッケン#】 を返信すると登録完了。

  Marathon: 【名前】 - 30K Split in 2:50:54. Pace 9:11. Est: 4:00:22. ETA: 11:30 AM. Powered by Xact.

というように、通過タイム、ペース(マイルごと)、ゴール推定時間が送信されてきます。
これはかなり便利なサービスで、一緒にレースに出た仲間がみんなの分を登録し、
誰かがゴールしたら迎えに行って一緒に写真を撮ったりと大活躍でした。

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最後に、マラソンはとても辛く大変でしたが、レースは本当に楽しいものでした。
一人では絶対に、あんなに長い距離を走れないし、そもそも42㎞もコースを設営することすらできません。
仲間や、たくさんの応援とボランティアに支えられて、無事に完走することができたのは何よりの喜びです。
辛い思いをしても十分に走る価値のあるものだなと、強く感じました。

マラソンは強制されて走るものではありませんが、この情報が誰かの参加の後押しになれば幸いです。


自己紹介

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2013年4月よりペンシルバニアの限りなくデラウェア州寄りに引越した駐在員妻の備忘録。情報の少ないデラウェア州、アメリカ引っ越しのお役に立てれば・・・ Moved to Pennsylvania, but almost Delaware in April 2013. Started writing a blog to help new people who came to Delaware which is NOT very famous state.

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